『法界坊』

10/14 11:00- シネマ歌舞伎にて鑑賞。

 

お昼を跨ぐので木挽町であんみつを食べ、

ポスターの前で記念写真も撮って、

さぁ準備万端…

待ちに待ったシネマ歌舞伎『法界坊』。

 

想定以上に長時間の作品で

観ているだけでかなり体力を消耗したけれど、

まだまだ観ていたい、1日中観ていたい。

そのくらいどの場面も、面白かったです。

 

どの登場人物も魅力的で、目が離せない。

面白すぎて思わず声を出して笑ってしまう。

何度も何度も拍手を送りたくなる。

スクリーンの中にいる人みんなが、

パワーに溢れていました。

 

そして、そんな中でもなにより、

勘三郎さんの素晴らしさ…。

憎むべき事ばかりしているのに

何故か憎めない、誰も代わりにはなれない、

唯一無二の法界坊だなぁ、と。

 

最後の幕は圧巻。言葉を失いました。

簡易的な劇場なはずなのに、

ものすごい迫力と豪華さ。

スクリーン越しなのにも関わらず、手に汗握り、息を呑みます。

法界坊が死んだ後だけれど、1番、勘三郎さんの凄さが詰まっていたように思います。

 

つくづく歌舞伎役者さんの身体って

どうなっているんだろう、と思わされます。

無敵。

 

観劇後は、歌舞伎座真横のお漬物屋さんへ。

お腹ぺこぺこになるだろうなぁ、

と思っていたのに

最後の幕に圧倒されすぎて全くお腹の減った感覚がなく。

雑炊と美味しいお漬物、甘味で

徐々に食欲を増進させ、

一緒に観た家族と感動を共有しながらの

ランチとなりました。

ああ、最高に幸せな1日。

 

勘三郎さんの他の作品も見てみたい。

そしてまたこの法界坊に会いに来たい。

そして元気を貰いたい。

 

一八代目の勘三郎さんを生で拝見する事は

私には出来ないけれど、

これからも様々な作品を通して、感動を与えていただきたいと思います。

 

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