『ヤマトタケル』

10/22 シネマ歌舞伎にて鑑賞。

 

ずぅっと、観たかった作品。

観た感想は、、、最高に好き。

生で5回は観たかった。悔しい。

 

本当に心が震えました。

スクリーン越しでも息をするのを忘れます。

感嘆の声が出そうになります。

いや、もはや出てたかもしれない。

映画館な事を忘れ、

何度か拍手をしそうになりました。

 

私が一回観ただけで感想をまとめられるような

そんな舞台作品ではなかったです、、

 

まずはじめに、戯曲が素晴らしいな…と。

まだまだ分かっていない部分が沢山あるのは

勿論分かっているのですが、

それでも、心に残る言葉が沢山ありました。

特殊な世界観の作品なのにも関わらず、

自分の人生にとって必要な言葉・考え方が

詰められていた気がします。

 

これは…復習しなければ。

梅原猛さんの作品を読み始めたいなぁ、

 

今回はせめて興奮だけでも書き留めたいな

という気持ちで感想を綴ります。

 

戦いの場面は全て、迫力満点。

手に汗を握り続けます。

舞台上の全てのものをなぎ倒して戦うことも。

 

オトヒメとの別れの場面。

本当に苦しいです、悲しいです、涙が出ます。

オトヒメの言葉やヤマトタケルの表情が

素晴らしすぎます。

 

また、特にこの作品で印象に残ったのは、音楽です。はじめからヤマトタケルの作品の世界観にすぅっと引き込まれ、途中、場面転換だったり話の流れが変わったりという時に、戸惑いなくついていけたのは、音楽があったからだなぁと。観劇後もずっと、音楽が頭の中に残っており、長く余韻に浸ることができました。

 

それにしても…

作品中ずっと、ヤマトタケルが本当に素敵で。

惚れました。😳

オトヒメの気持ちにすごく共感してしまい

「一緒に死ねるのが幸せ」という言葉が、

生まれて初めて、すとんと心におちました。

やっぱり猿之助さんの演技が私はすごく好みなんだなぁ、大好きです。

 

今回、京都観光も兼ねて来ましたが…

あぁ、明日も観たいどうしよう!(;_;)笑

 

因みに今日ヤマトタケルを観る前に食べた

イナダコーヒー本店での

フルーツサンドが、

ものすごく美味しかったです。f:id:wfc_rg_kbk:20181023030606j:image

 

『法界坊』

10/14 11:00- シネマ歌舞伎にて鑑賞。

 

お昼を跨ぐので木挽町であんみつを食べ、

ポスターの前で記念写真も撮って、

さぁ準備万端…

待ちに待ったシネマ歌舞伎『法界坊』。

 

想定以上に長時間の作品で

観ているだけでかなり体力を消耗したけれど、

まだまだ観ていたい、1日中観ていたい。

そのくらいどの場面も、面白かったです。

 

どの登場人物も魅力的で、目が離せない。

面白すぎて思わず声を出して笑ってしまう。

何度も何度も拍手を送りたくなる。

スクリーンの中にいる人みんなが、

パワーに溢れていました。

 

そして、そんな中でもなにより、

勘三郎さんの素晴らしさ…。

憎むべき事ばかりしているのに

何故か憎めない、誰も代わりにはなれない、

唯一無二の法界坊だなぁ、と。

 

最後の幕は圧巻。言葉を失いました。

簡易的な劇場なはずなのに、

ものすごい迫力と豪華さ。

スクリーン越しなのにも関わらず、手に汗握り、息を呑みます。

法界坊が死んだ後だけれど、1番、勘三郎さんの凄さが詰まっていたように思います。

 

つくづく歌舞伎役者さんの身体って

どうなっているんだろう、と思わされます。

無敵。

 

観劇後は、歌舞伎座真横のお漬物屋さんへ。

お腹ぺこぺこになるだろうなぁ、

と思っていたのに

最後の幕に圧倒されすぎて全くお腹の減った感覚がなく。

雑炊と美味しいお漬物、甘味で

徐々に食欲を増進させ、

一緒に観た家族と感動を共有しながらの

ランチとなりました。

ああ、最高に幸せな1日。

 

勘三郎さんの他の作品も見てみたい。

そしてまたこの法界坊に会いに来たい。

そして元気を貰いたい。

 

一八代目の勘三郎さんを生で拝見する事は

私には出来ないけれど、

これからも様々な作品を通して、感動を与えていただきたいと思います。

 

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